182と113-182編

2/12の事です。

2/12の日曜日は友人と神戸に来ていた182と113を見に行ってきました。
まずは182から

渋滞もなく約束の時間よりかなり早く着いた自分は、まずは車道(高架橋)から182を見ました。

前記事の動画や先の写真で勘の良い方はわかっているかと思いますが、182とは護衛艦…
しかも昨年就役したばかりの最新鋭艦です。

DDH-182『いせ』

後ろに小さく写っているのはDD-113『漣』です。

艦首のCIWS(艦艇用近接防御火器)


このDDH-182は航空母艦の様な全通式の甲板なのですが、あくまでヘリ搭載護衛艦なのです。
早いとこハリアーかF35を運用出来る様に改修してもらいたいものです。
特アと左な方々が間違いなく火病るだろうけどｗ

おぉ～SH-60やん♪
と見ていたら…

んん?こっ、これは…
 

なんと旧海軍の搭乗員(パイロット)が！（爆)

さて友人と約束していた時間に近付いてきたので、下へ降りてきました。
そうなんです、今回はなんと乗艦もできるのです。
昼からの部(13:00～)に合わせて待ち合わせしたんだけど、前日かなりの見学者で賑わったからか昼休憩もなしにされたようです。

なので友人に知らせようと℡をするとちょうど着いたとの事で、急いで下まで降りてきました。
(ちなみに3Fが道路に接していて、さっきは3Fから撮影してました)

さすが護衛艦だけあって手荷物検査と金属探知機による不審物の持込がないかのチェックを受けます。
↓友人ではありませんｗ

旧海軍の搭乗員や現行アメリカ軍(の軍服)がいたりなんてカオスな場所なんでしょ(爆)



ちなみに1Fからだとこんだけの高さがあります。

正直14000ｔクラスの護衛艦だし小さいだろうとなめていたけど、その大きさにビックリしました。

では艦内へ入ってみましょう




タラップから格納庫に入り飛行甲板にはヘリ運搬用のエレベーターを使って上がります。



動画ではこんな感じです。


エレベーターの上昇時にブリッジ(艦橋)を臨む


飛行甲板から格納庫にエレベーターを見るとこんな感じ


ブリッジです。


エレベーターの斜め左前方にはまるで鯨の尾びれの様な(笑)SH60(K)が駐機されていました。


沢山の人が並んでるな～と見ていたら


なんと、ヘリの中に入れるそうなので自分達も並ぶ事にしました。

が！！

尿意をもよおした自分は(爆)トイレへ(^^;)
しかも男子トイレはまたエレベーターに乗って格納庫まで行かないとダメとの事。
結構限界だったけど、我慢してなんとか耐えました(笑)

飛行甲板へ上がる時は「エレベーターって結構早いんやな」と思ったけど、トイレに行く下る時は「遅っ！はよ降ろしてや！！漏～れ～る」と思ったのは言うまでもありません(笑)
そんな時にもしっかり動画を撮りました。
今度は下降するエレベーターで撮影


無事トイレも済まし、上がる為にエレベーターに向っていたところ…

ちょうど旧海軍の搭乗員が下艦される所でした。
現職の自衛官に敬礼される旧搭乗員(笑)

旧海軍飛行隊のいでたちはカッコいいんだけど、このリックはさすがに…(^^;)

友人の待つ行列に戻ってきました。
戻って5分も立たずに自分達の番になりました。
コックピットには流石に乗せて貰えなかったけど…




後部には入らせて貰えました。




映画とか写真で中の様子はある程度知っていたつもりだったけど、空間の狭さはやはり体験してみないとわからないですね。
ヘリ搭乗員の隊員の方にも色々と話が聞けてとてもいい経験が出来ました。

さらになんと

装備を付けて写真撮影までしてくれます。
気前良過ぎやろ、いせタン(笑)

ちなみに自分達は友人と代わる代わる撮りました。
搭乗員「あれ?君ひょっとして、自分達と同じ本職の人?」

と言ってる訳ではございません(笑)

SH60の前で

ちなみにヘルメットは軽かったんだけど、ベストは重かったです。


自分と同じ様に友人も写したんだけど、割愛させて戴きますｗ

ちなみにSH60にはレプリカだと思うけど、ヘルファイヤが装備されていました。




こちらはソノブイ(使い捨ての対潜水艦用音響捜索機器)のランチャー(カバーで覆われてるけど)


チャフ/フレア(フレアは赤外線誘導ミサイルに対して囮の役割を果たもの、レーダー誘導ミサイルに対しては効果が無いため、そのようなミサイルにはチャフが使用される)のディスペンサーです。


SH60の後は後部甲板の方へ移動しました。
銃座


VLS(ミサイルの発射装置)

これは思っていたよりかなり小さかった

そして艦尾には軍艦旗


さて兵器類の名前は説明したけどピンと来ない方には動画を見て貰うと、どの様な兵器、どういった使い方をするのかがわかると思います。


.
『いせ』の後方にはDD-113『漣』


VLSから前方を臨む

正面に見える赤い橋は埋立地のポートアイランドと都市部を繋ぐ神戸大橋で、右手の建物はポートターミナルです。

自分達が乗艦した時は前部エレベーターしか運用していませんでしたが、人が増えたからか帰る頃には後部エレベーターも運用され始めました。
エレベーターを作動させている図


後部エレベーターの奥には整備スペース?があり、ローターを畳まれたSH-60がありました。


ご存知な方も多いかと思いますが、この『いせ』と言う名前は旧海軍の戦艦にもありました。
旧海軍の航空戦艦『伊勢』

もともと戦艦でしたが大戦中期に5番6番砲塔を撤去しそこに格納庫と飛行甲板を作り航空戦艦となりました。

なので、『いせ』と『伊勢』との対比表もありました。


『いせ』はどうかはわかりませんが、以前見たTVでこの『いせ』の同型艦である『ひゅうが』には旧海軍の『日向』の大きい絵が飾ってありました。
ちなみに『いせ』と『ひゅうが』は同型艦、『伊勢』と『日向』も同型艦です(笑)
違いは『伊勢』は伊勢型の一番艦だったけど、『いせ』はひゅうが型の二番艦。
なぜ一番艦を『いせ』にしなかったのかが個人的に不思議です(笑)

余談ですが旧海軍の伊勢と日向は大戦末期、動かす燃料がなくなり、広島の呉軍港で浮き砲台となりましたが、空襲を受けて最後は両艦とも大破着底し終戦を迎えました。
YOUTUBEに終戦後米軍が撮影したカラー映像があります(こちら)

艦首部


ブリッジ


おけつ(笑)

『いせ』の次はDD-113『漣』に乗艦しました。

次回に続く

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